【探究の種】“異日常”が人生を変える。暮らしに入り込む北タイスタディツアー

北タイ・チェンマイを拠点に、暮らしに入り込むスタディツアーを展開するマニタビ。異文化との出会いや社会課題の現場体験を通じて、参加者の価値観が揺さぶられる学びの旅の魅力を紹介します。

「マニタビ」の紹介

マニタビは「異日常な体験を通じて、昨日よりも人生の幅が広がる世界をつくる」をミッションに掲げ、タイ北部・チェンマイを拠点に旅行事業を展開しています。

社名の「マニタビ」は“マニアな旅”の略です。定番の観光地を巡って写真を撮るだけの旅行ではなく、現地の人々のリアルな暮らしに入り込み、深い交流を体験してもらうことを目指しています。
また、旅行事業を通じてつながった北タイ各地の生産者から直接仕入れた食料品や工芸品の販売も手がけ、北タイの村とチェンマイ、そして日本を多角的に結んでいます。

なぜ「観光ではなく暮らしに入り込む」ツアーなのか

私たちが「暮らしに入り込むツアー」にこだわるのは、現地の生活の中にこそ、参加者の固定観念を壊し、人生の幅を広げる“探究の種”が潜んでいると考えているからです。

この原点は、私自身の大学時代のタイ留学にあります。
当時、現地の学生が多く住むアパートで生活し、夕食後は近くのクレープ屋台に通い、店主のおばちゃんと雑談をしていました。ある日、売上や利益が気になり「もっと値上げできるのでは?」と尋ねたところ、おばちゃんはこう答えました。

「家族が生活できれば十分。お客さんにおいしく食べてもらうことが一番大事なんだよ」

日本の教育環境の中で「失敗しないこと」「良い大学・有名企業に入ることが正解」という価値観に染まっていた私にとって、その言葉は衝撃でした。自分の人生に誇りを持って生きる姿が、固定観念を壊してくれたのです。

この原体験こそが、マニタビの事業の根幹となっています。

北タイ少数民族の村での具体的な体験

現在は個人から教育機関、法人まで幅広い方を案内していますが、近年は特に学生向けの教育旅行に力を入れています。プログラムはニーズに応じて設計していますが、大きく3つのカテゴリーがあります。

1|異文化コミュニケーションの実践
市場や村人の庭から食材を調達し、村人と一緒に料理を作るプログラムです。簡単なタイ語を学んだ上でローカル市場に入り、身振り手振りも交えて食材を購入します。「言葉が完璧でなくても通じ合える」という成功体験を得ることを目的としています。

2|社会課題の現場を知るテーマ型研修
フェアトレードやサステナブルツーリズムをテーマに、北タイの現場を深掘りします。コーヒー農園を訪れ、生産者の声を直接聞くことで、農産物の背景や課題を一次情報から考える機会を提供しています。

3|ゼロからの事業創出・課題解決プログラム
社会課題に対して、日本人の視点とアイデアで実践まで踏み込むプログラムです。現在は、タイルー族のこんにゃく生産の課題に対し、日本の学生が新しい商品提案を行うプロジェクトを企画しています。

スタディツアーが若者にもたらす変化

スタディツアーに参加したからといって、すぐに語学力や成績が向上するわけではありません。しかし、異なる環境で多様な人と協働する経験は、好奇心を刺激し、新たな挑戦への一歩となります。

参加者からは
「生活すべてが新鮮で、確実に自分が前に進んだ」
「サステナブルは日常の延長にあると実感した」
といった声が寄せられています。

今後の展望

今後は「学びの旅といえばチェンマイ」「チェンマイといえばマニタビ」と思ってもらえる存在を目指しています。
また、一度の訪問で終わらず、旅行者と村人が長期的に学び合う関係性を築き、双方に価値を生むコミュニティづくりを進めていきたいと考えています。
https://manitabi.com/