好きなこと?

街場のキャンパスメンバー:まつき

街場のキャンパスチームが、人生や仕事、今考えていることについて語るシリーズ。毎週、自身の言葉で「スタッフの想い」として記事を公開します。

上のPCの写真は、10年ほど前に仕事である国へ行った際にホテルの自室で撮ったものです。写真はFacebookにアップして、「20数年ぶりの〇〇。早速ホテル前のスーパーで一式調達。」とコメントしていました。 (ある国、〇〇はどこでしょう?答えは文末にあります。写真に写っているものがヒントです。)


このある国は、私が初めて行った海外で、そのまま3年間滞在しました。大学ではスペイン語を専攻していました。当時の同級生は40名程いましたが、そのほとんどが在学中にスペインやメキシコ等、短期留学や旅行に行っていました。どこにも行かなかったのは、私とS君の2人だけでした。卒業して10年後、皮肉なことに大学時代に海外に行ったことのなかった2人だけがスペイン語を使って海外で仕事をしていました。その後もS君は外交官としてのキャリアを順調に積み上げ、私はというと、当時はかなりレアな国際協力の分野に30年以上も携わることになりました。

ナマケモノ(コスタリカ)

最近になって、「学生のころから国際協力に興味があったのですか」とか「いつ国際協力をやろうと決めたのですか」といった質問をされるようになりました。いつも「学生時代は1ミリも興味はなかった。それ以前に国際協力というワードすら聞いたことがなかった。」、「国際協力を仕事にしようと決めたこともなかった。気が付いたら国際協力を仕事にしていた。」と質問者ががっかりするような答えを返しています。すると「でも、30年以上…、なぜ…」と聞かれます。

なぜだろう?よく分かりません。

自分でもなぜ30年以上も国際協力を仕事にしていたのかを考えてみました。

「世界を変えたい」、「途上国の人の役に立ちたい」といった高尚な情熱は持っていませんでした。ただし、この仕事をやめたいと思ったこともありませんでした。

では、なぜ?の答えとして、最近は「勉強が好きだから」というのが答えではないかと考えています。勉強といってもいわゆる学校でするような勉強ではありません。学ぶことが好き=新しいことを知ることが好き、ということです。

まだうまく言語化できていませんが、これを言語化して人に話せるようになれば、「探究」の第一歩を人に話せるのではないかと思う今日この頃です。

*最初の質問の答えは、パラグアイです。

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