新潟県新潟市

花街文化とは何か

〜文化を残し守るために〜

#伝統文化・工芸
#アイデア発表
産業と技術革新の基盤をつくろう住み続けられるまちづくりを
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新潟市古町は、京都祇園や東京新橋と並び称された花街で、現在も継続的に若手芸妓の輩出に取り組んでいます。一方で、娯楽の多様化やジェンダー教育による価値観の変容により、花街文化の継承が危ぶまれています。現役の古町芸妓から直に作法や踊りなどを学び、花街文化について深く学び伝統文化の継承について探究します。

地元企業で芸妓体験

諸芸や作法を身に着けた芸妓の育成や派遣を行う株式会社を訪問し、花街文化や芸妓の仕事についてのレクチャーを受けます。また、市民が大切にする芸妓文化について、芸妓体験を通して理解を深めます。

古典芸能の継承を学ぶ踊り体験

江戸時代から新潟市に残る芸妓文化の代表である踊りや、お座敷遊びを、芸妓のレクチャーも交えて体験します。古典芸能の形式美を重んじた伝統的な踊りがどのように継承されたのか、どのように未来へ継承しようとしているのかに触れます。

得られる体験

当時者の声から考える文化継承

新潟市における花街文化の歴史や現在の在り方、課題について当時者の芸妓の声を聴き、ジェンダーの観点も踏まえて、文化の継承について学ぶことができます。

1事前学習

日本における花街の文化と歴史を調べる

伝統文化の継承という社会課題を解決するための姿勢やその方法などについてワーク形式で学んだうえで、日本における花街の歴史と文化や、花街が発展した地域の特徴などを調べ、花街文化への興味を深めます。

2体験プログラム

花街文化を体感する

古町に花街文化が育った歴史的背景を学び、芸妓をはじめとする新潟市の花街文化を担う人々の想いを知り、日本舞踊やお座敷遊びを通じて伝統文化の趣、深さを感じ、地域の伝統文化をどのように継承していくかを考えます。

3事後学習

伝統文化の価値とジェンダーについて考える

現地での体験プログラムを振り返り、自分たちの地域に残っている伝統文化について目を向けます。また、芸妓のように女性(男性)だけが就くことができる仕事を調べ、ジェンダーの観点から議論を深めます。

プログラム スケジュール

下記は一例であり、要望に応じて半日/1日のアレンジもできます

  • 1日目

    午後:オリエンテーション
  • 2日目

    午前:古町の歴史レクチャー
    午後:古町の歴史に触れる街歩き
  • 3日目

    午前:古町芸妓によるレクチャー/芸妓へのインタビュー
    午後:日本舞踊・お遊び体験
  • 4日目

    午前:伝統文化を継承する方策を考えるワークショップ/発表/フィードバック

【備考】

プログラム内容例に記載された3泊4日の日程、訪問先、体験場所、所要時間等については、教育旅行の実施時期、訪問先様の諸事情、交通事情等により変更が生じる場合がございます。あらかじめ了承いただけますようお願い申し上げます。

豊かな自然と文化が融合した港町

新潟市は陸海空の交通網が発達した本州の日本海側唯一の政令指定都市です。人口は80万人、日本一の水田面積を有する田園都市でもあり、歴史や文化、豊かな自然環境にも恵まれています。